リンパドレナージュとは
フランス語でリンパを排出するという意味。
リンパ節の中にはリンパ球があり、マッサージする事によって、血液中のリンパ球が増えて、体の免疫を上げてくれる作用があります。また、リンパの流れを促進する事で、体の余分な水分を吸収したり、腸管から吸収した脂質が流れやすくなります。
体の細胞は、90%が血管で回収されますが、残りの10%がリンパ管で回収されます。
リンパ管で回収されるのは、血液に乗せて、心臓に直接返してはいけないもの(がん細胞、死んだ細胞、細菌やウィルス、化学物質、乳酸、糖質、脂質など)
その為、リンパの流れが悪くなると、老廃物(体に留まるとよくないもの)が溜まりやすくなってしまいます。
※ 脂肪にリンパが溜まるとやがてセルライトになってしまいます( ;∀;)
<8つのリンパ節(フィルターの役目)>
リンパ節が圧迫されると、リンパの流れが滞こおる。
足首、膝、鼠径部などは静脈を締める箇所なので、長時間の座位はリンパが滞りやすくなります。
リンパ節は細菌やゴミを取るフィルターの役割をしています。
・耳の後ろから下にかけて
・顎の下
・腋
・鎖骨の下
・お腹
・肘
・鼠径部
・膝裏
リンパは内臓にも通ってるので、内臓も浮腫みます。
内臓機能が低下するとリンパが溜まりやすくなるので、お腹をマッサージする事やホットストーンで温める事は内臓機能を高めてくれます。
<リンパ管>
リンパ管にはリンパ液が流れる。
リンパの流れる時間は8〜12時間
(血液は約40秒で心臓まで一周する)
リンパ管自体にはリンパを流す仕組みがありません。
リンパは呼吸と筋肉の運動によって流れています。
最終的に左鎖骨下静脈に合流する時は、静脈とリン パ管の圧力差でリンパが流れ込みます。
リンパが一番流れるのは、睡眠時に静脈の圧力が弱くなる時で、朝起きて顔がむくんでいたり、疲れが取れていない時は、口呼吸やいびきのせいで、呼吸によるリンパの流れが滞り、睡眠の質が下がっている事が原因と思われます。
寝返りをあまり打たない人もリンパが流れにくくなります。
<老廃物とは>
疲労物質(乳酸、尿酸、クレアチン、焦性ブドウ糖、過剰な電解質、アンモニア成分など)が蓄積して、細胞内の代謝活動にブレーキがかかる。
通常、老廃物は腎臓でろ過され尿として排出されるが、処理しきれない量になると腎臓でろ過されずに結晶になる。
老廃物の流出により、好転反応(だるさ、眠気、鼻水などのデトックス反応、排泄物の色の変化など)が生じる事があります。
アロマオイルの効果効能
アロマセラピーは、植物からの芳香性のある濃縮された精油(エッセンシャルオイル)を使用し、その香りを楽しむことでリラクゼーションを得たり、直接肌に浸透させる事で症状の緩和を図ります。
現在、約40種類のエッセンシャルオイルがアロマセラピーに使用されていますが、当サロン『ととのいサロン ラワンデル』では、主にラベンダーの精油やラベンダーのブレンドオイルを使用していきます。
ラベンダーオイルは「万能の精油」として有名です。
鎮痛作用、鎮静作用、抗炎症作用、抗うつ、安眠作用、細胞促進によるアンチエイジング、ストレス緩和などに効果があり、直接精油のまま素肌に塗布しても害のない精油になります。
また禁忌事項もないので、パッチテストを行う事無く使用する事ができます。
当サロンの手技
当サロンでは、背面の右脚からトリートメントを行います。
右脚からトリートメントすると血液やリンパの流れが良くなり、デトックス効果が高まると言われています。
また心臓から遠い末端の足から始める事で心臓に負担がかからないようにする目的と、腸の反射区の配置から(右脚から時計周り)右脚からのスタートになります。
両脚をトリートメントしたら上半身を行います。
90分のメニューですと、ここに腸セラピーとデコルテ、フェイス、ドライヘッドスパを行います。
軽擦で、お体をやさしく流し、ディープティッシュプルで筋肉を捉えて揉み解します。
しっかり揉み解した後は、リンパを流していきます。このリンパを流す事をしっかり行う事で、もみ返しも起こりにくくなります。
ホットストーンは90分以上のコースだとついてきますし、オプションでもつけていただけます。
しあわせホルモンを分泌する手技
<オキシトシン>
オキシトシンの分泌を促す方法の一つが「タッチング(肌と肌を触れ合わせること)」です。わたしの手は大きくはないのですが、肉厚で温かい手をしております。
ソフトタッチで流す事もできれば、筋肉の強いコリに対して、強めの圧をかけて揉み解す事もできます。強圧を要求しても、体力のない女性セラピストだと物足りない事がありますが、わたしは強圧にも自信があります。ただしもみかえしが起こりにくいテクニックを使ったり、部位によって圧の強さは調整させていただく事がございます。
<セロトニン>
セロトニンには、脳の大脳皮質という部分に働き、起きている時にスッキリした意識にさせる・朝起きる時、体を活動する状態にさせる・痛みの感覚を抑制させる・抗重力筋に働きかける、など様々な働きがあります。
セロトニンを増やすには、起床直後から30分の日光浴、リズミカルな運動、意識的な呼吸が有効とされています。
セロトニンは、消化器官(腸)に90%分布していて、脳には僅か2%しかないそうです。腸は第2の脳と言われていて、精神状態と大きな関係があります。
腸の働きは自律神経によってコントロールされています。
腸内環境を整えると、自然とセロトニンを増やせると言われています。
当サロンの「腸セラピー」で、しっかりセロトニンを増やしていきましょう♪